【都道府県クイズ】第303回(問題&解説)2020年3月28日

 


解説


今回は、「鹿児島県」に関する問題です。 

「おねっこ」とは、県内各地で行われる鬼火たきのことである。1月7日に、門松、しめ縄など正月の飾り物を集落の一か所に集めて燃やし、無病息災、五穀豊穣を祈ります。

最初に神事が執り行われ、宮司による祝詞奏上(のりとそうじょう)、厄年の人らによる玉串奉奠(たまぐしほうてん)などがあります。

竹や松などの高い心柱を立て、その周りにたき物を積み上げて盛大に燃え上がらせます。終わるとおき火で餅を焼き、燃えはしは持ち帰って魔除けにします。

【都道府県クイズ】第302回(問題&解説)2020年3月27日

 


解説


今回は、「宮崎県」に関する問題です。 

「鳥原 ツル(1895-1981)」は、日本の教員で、日本で最初の女性校長であったとされています。大正9年、25歳の若さで、大淀町立古城尋常小学校(現・宮崎市立古城小学校)の校長に登用されました。当時の城尋常小学校は、児童120人、教師4人でした。

マスコミにも大きく報じられ、全国から激励の手紙が相次いだそうです。的確な判断力と自分に厳しい仕事ぶりが評判でした。

【都道府県クイズ】第301回(問題&解説)2020年3月26日

 


解説


今回は、「岐阜県」に関する問題です。 
「さるぼぼ」は、飛騨高山など岐阜県飛騨地方で昔から作られる人形の民芸品です。飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」と意味です。

この「猿」は災いや疫病などが「去る」という言葉にかかっていて、厄除け祈願を意味する縁起を担いだ言葉で、また、「猿」を音読みすると「えん」となり、「縁」や「円」という良い意味を持った言葉にも繋がっています。

さるぼぼの特徴的な点として、「顔がないこと」が挙げられます。さるぼぼは「人を写すもの」として表情を与えられていません。作り手の感情が移らないように、また、表情を固定せず持ち手がその時々に表情を感じられるようにのっぺらぼうのデザインになっているそうです。

さるぼぼの源流を辿ると、奈良時代に遣唐使が唐(中国)から伝えた「這子(ほうご)」や「天児(あまがつ)」と呼ばれる形代が原型であると言われています。

最初に当時の貴族の間で”産屋のお守り”として正絹で作られたものが流行して、その後、家にある余り布などで作られた物が徐々に民間に広がっていく中で「安産」や「良縁」「子供の成長」「無病息災」などを願うお守りとされていきました。
しかし、時代の流れとともに新たな人形が作られたり外国からもたらされたことでこの人形文化が廃れていき、山間部で異文化の影響を受けにくい地域(飛騨地方など)に残ったと言われています。

【都道府県クイズ】第300回(問題&解説)2020年3月25日

 


解説


今回は、「山形県」に関する問題です。

「弁慶めし」 は、おにぎりに味噌を塗って焼き、山青菜漬を巻いて食べる郷土料理です。

弁慶めしという名前の由来は諸説あり、焼いた味噌の色とおにぎりのサイズが大きかったことから、源義経の家来であった弁慶の握りこぶしに似ているということでついたという説や、弁慶の赤ら顔に似ていることからその名がついたという説、青菜漬けでおにぎりを巻いた様子が、けさで顔を覆い隠した弁慶の姿に似ているといった説などがあります。

最近では弁慶めしのおにぎりを販売している大手コンビニエンスストアもあります。

【都道府県クイズ】第299回(問題&解説)2020年3月24日

 


解説


今回は、「群馬県」に関する問題です。 

「水沢うどん」とは、群馬県渋川市伊香保町水沢付近で名物料理とされるうどんです。

日本を代表するうどんのひとつ。讃岐うどん(香川県)、稲葉うどん(秋田県)、五島うどん(長崎県)、氷見うどん(富山県)、水沢うどん(群馬県)で日本の五大うどんともいわれています。

水沢うどんは、400年あまり前、水沢地内にある水澤寺(水澤観音)付近で参拝客向けに提供されたことが始まりとされています。

やや太めでコシがあり、透き通る感じの白い麺が特徴で、一般に冷たいざるうどんで提供されています。小麦粉、塩、水沢山の湧水だけで作られ、添加物は一切使用していません。足で踏み、手でこねても、粉を殺さず、粘着力を出すように努め、茹で方も透明感が出たら揚げて水に入れてよくさらします。

【都道府県クイズ】第298回(問題&解説)2020年3月23日

 


解説


今回は、「石川県」に関する問題です。 

「加賀友禅」は、「京友禅」「江戸友禅」と並び、日本の三大友禅の一つです。

友禅とは「友禅染め」の略で「糊で防染して柄を付ける技法」の事で、その技法を完成させたと言われている宮崎友禅斎の名前から付けられています。

加賀友禅は柄付けに、次の5つの技法があります。

①写実的な草花模様を中心とした絵画調。(自然や古典がモチーフ)
②「臙脂(えんじ)・黄土・藍・草・古代紫」を基調とした「加賀五彩」と言われる色を使用。
③「虫食い(葉)」の技法。 (虫食い:自然の葉が虫に食べられているように、葉の模様にも同じく虫が食べたようにする彩色) 他の友禅にはみられない特徴で、「虫食い」は加賀友禅の証となる技法です。
④「先ぼかし」の技法。(先ぼかし:外側から内側に向かってだんだん薄くなるような彩色) 
⑤金加工や刺繍や絞りは使わない。