「北海道神宮」とは?

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「北海道神宮」は、北海道札幌市中央区にある神社で1964年(昭和34年)までは、「札幌神社」でした。

1869年(明治2年)に、当時「蝦夷地」と呼ばれていた北海道は、「北海道」と名付けられ、同年9月1日に明治天皇の詔により東京で「北海道鎮座神祭」を斎行して、北海道の開拓・発展の守護神として、「大国魂神(おおくにたまのかみ)」「大那牟遅神(おおなむちのかみ)」「少彦名神(すくなひこなのかみ)」の三柱の神々(開拓三神(かいたくさんじん)が鎮斎されました。

御霊代(みたましろ)(神様が宿った依代、鏡や剣など)は東京から函館へ、そして札幌へと移され、1870年(明治3年)5月には仮社殿が建てられました。

しかし、仮社殿が建てられたのは、現在の鎮座地ではなく、現在の位置に社殿が建てられたのは、1871年(明治4年)で、この年に「札幌神社」と社名が決まりました。

1969年(昭和39年)に、明治天皇を増祀(その神社にお祀りする神様が増えること)し、社名も「北海道神宮」と改称されました。

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現在の北海道神宮の社殿は、1979年(昭和49年)に放火に遭い、1983年(昭和53年)に復興されたものです。 


御祭神 


〇 大国魂神(おおくにたまのかみ):北海道の国土の神様

〇 大那牟遅神(おおなむちのかみ):国土経営・開拓の神様

〇 少彦名神(すくなひこなのかみ):国土経営・医薬・酒造の神様

〇 明治天皇(めいじてんのう):第122代天皇