新元号は「令和」その言葉に込められた意味

2019年4月1日11時40分頃、新しい元号が菅義偉官房長官により発表されました。新元号は、「令和」今回の元号で、「大化」以降で248番目の元号となります。

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 過去の慣例では、中国の古典である儒教の経典「四書五経」などから採用されてきましたが、今回の「令和」は、国書(日本の古典)である日本で現存する和歌集である「万葉集」から採用されました。
その背景として、安倍政権の支持基盤である保守派から国書由来の元号を期待する声があったようです。

 

〇 万葉集の「梅花の歌三十二首の序文

「時に初春の令月、気淑く風和ぐ」から「令和」という言葉がとられています。

 安倍晋三首相は、新元号「令和」に込めた意味について

「悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めた」

と語っている。

「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。

 

元号の発表は官房長官が行うんですね。「平成」の時は、当時の小渕恵三官房長官(後の第84代内閣総理大臣)が、発表を行いましたよね。若い人は知らないかな?

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 そういえば、株式会社大和ネクスト銀行が、全国の20歳~69歳の男女1000人に、「自身にとって“平成時代”は良かったか、良くなかったか」というアンケートを行ってましたね。

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それによると、「とても良かった」「やや良かった」の合計が39.8%、「全く良くなかった」「あまり良くなかった」の合計が19.9%、「どちらともいえない」が40.3%でした。全体的に、よかったと思う人が多めですね。

 

「令和」の時代が、「平成」の時代を超えることができるのか、願いを込められた言葉のような時代がくるのか、楽しみです。

 

今後の予定

「平成」は現天皇、今上天皇の譲位により2019年4月30日をもって終了。
皇太子である徳仁親王が即位する2019年5月1日から「令和元年」となる。