「煮菜」とは?

「煮菜」とは、菜っ葉を煮た新潟県の料理ですが、他とは違い、漬物の菜っ葉を使用しているところです。野菜不足となる冬場の雪国の欠かせない保存食の漬け菜を用いた郷土料理です。

主に長岡野菜である体菜(とうな)が使用され、野沢菜や大根の葉っぱなどもつかわれます。

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【長岡野菜】「長岡野菜ブランド協会」が認定した野菜で、現在13品目が認定されています。(長岡巾着なす・かぐらなんばん・里芋・長岡菜・梨なす・ずいき・おもいのほか・だるまれんこん・糸うり・肴豆・体菜・白雪こかぶ・ゆうごう)

【体菜】
一昔前まではほとんどの家庭で四斗樽で漬け込んでいましたが、現在ではめっきり少なくなりました。元々は、明治の初期に政府が奨励品種として中国から輸入したもので、冬季に青物が欠乏する雪国で漬け菜として今に至ります。。