「日御碕神社」とは?

「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」は島根県出雲市日御碕の島根半島の西端に位置する神社です。通称、「みさきさん」とも呼ばれています。「出雲国風土記」に「美佐伎社」と記される歴史ある神社です。神社は下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれます。

「神の宮」には、「素盞嗚尊(スサノオノミコト)」が祀られ、「日沉宮(ひしずみのみや)」には、スサノオの姉とされる「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」が祀られています。

「日沉宮」は、【伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん】(訳:伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守る」)との神勅により祀ったのが始まりと言われています。

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現在の本殿は江戸幕府3代将軍徳川家光の命により、当時の松江藩主であった「京極忠高」が1634年(寛永11年)に着手し、1644年(寛永21年)に「松平直政」が完成させました。権現造様式が採用されています。