今日の昼休み、メールボックスを確認していたら、Amazonからのメールが着信していた。メールを開くと明らかに偽メールとわかるものがそこにあった。
ロゴなんかもアマゾンそのもので、一見本物かの見間違えるが、よくみると色々おかしいところが見受けられます。
まずは、日本語。翻訳性能が格段に上がっているので昔ほどの粗さはないが、それでもまだ細かい部分でミスが混入していまう。。
この場合だと、すでに「アカウントが停止されました。」といっているのに「ロックされます。」という言い回しはおかしい、「ロックされました。」だろ!とツッコミを入れたくなります。
「24時間前」ではなく、「24時間以内」といった点や、「永久ロック」と体言止めされていたり、文法的には間違っていないが、文章全体で見た時に違和感がある書き方があります。
こういった詐欺メールの多くは、中国の詐欺グループであることが多い為、こういった文章使いになる場合が多々あります。
と、いうのも、中国語には「時制」がない・・つまり、未来形や過去形が存在しないしないということです。
では、中国語ではどうやって過去や未来を表現するのかというと、「時を表す言葉」を動詞の前にもってくることで表現します。
例えば、
【我去北京】(私は北京に行きます)
を過去形にしたかったら、
【我昨天去北京】(私は昨日北京に行きました)
未来形にしたかったら、
【我明天去北京】(私は明日北京に行きます)
と、時を表す言葉をいれることにより、時制を表現することができます。
なので、時制がおかしい時は要注意です。
そのほかにも、助詞や助動詞、前置詞などの使い方にも注意が必要です。
ネイティブでなければ微妙な違いに気が付かないので、翻訳では、分からないんでしょうね。
内容に関しては、もっと粗が目立つ。
「誰かが不正侵入した」⇒「ロックした」という流れはわからなくないが、24時間以内に更新しないと永久ロックされるとかありえんだろおおお、普通に!
「緊急」とか、「24時間以内」などの文言で危機感を煽りるのは、詐欺の常套句ですが、素直な人は、騙されるんでしょうかね?(私は猜疑心が強いので・・)
私は、詐欺メールだとわかっていましたが、ちょっと興味心が疼き、この「確認用ボタン」を押してみました。
すると・・「エラー」とでました。本来なら、アマゾンのログインページに瓜二つのページに飛ばされるそうなんですが、私が押したときは繋がりませんでした。
ただ、このボタンを押すという行為も大きなリスクがあるのでやらない方がいいです。
というのも、ボタンを押しただけで個人情報を抜かれるということはあまりありませんが、こういったメールは別の目的で送られてくる場合もあります。
それは、「メールアドレスの生死確認」です。
詐欺グループが入手した膨大なメールアドレスの中で、現在でも使用されているものを判別するためにこういったメールを送る場合もあります。
ボタンを押してしまうと、メールアドレスが現在使用しているものと教えてしまう上に、不用意にこういったメールを開く人物とみなされ、次々と他の詐欺メールが送られてくることにもなるのでやめましょう。
今回のメールは、明らかに偽メールとわかるものが送られてきましたが、年々精度もあがってきているので、注意が必要です。
「カードの有効期限が切れました」や「ロックされました」という文言が詐欺やフィッシング系で一番多いので、まずは、きちんと確認するのが重要です。
こういった場合、反射的にメールのリンクボタンを押すのは、良くありません。
まずは、正規のログイン画面からログインできるか確認し、詳細を確かめるのがいいでしょう。
決してメールフォームからログインするのはやめましょう!