【都道府県クイズ】第269回(問題&解説)2020年2月23日

 


解説


 「荒城の月」は、瀧廉太郎作曲・土井晩翠作詞による歌曲。七五調の歌詞(今様形式)と西洋音楽のメロディが融合した楽曲。特に、日本で作曲された初めての西洋音楽の曲とされています。

1901年(明治34年)に中学校(旧制中学校)唱歌の懸賞の応募作品として、瀧廉太郎が作曲しました。日本における作曲では、これまでの四七抜き音階の日本の旋律ではなく、西洋音楽の旋律での作曲へ扉を開いた歴史的に重要な曲です。

瀧廉太郎が小学校時代を過ごした富山県富山市の「富山城」、同じく大分県竹田市の「岡城址」から曲の着想を得たとされていて、現在、富山城西側、岡城址それぞれに歌碑と廉太郎の銅像が設置されています。