解説
今回は、「青森県」に関する問題です。
「久六島(きゅうろくじま)」は、青森県の最西端、深浦町舮作(へなし)漁港より西方、約30キロメートル沖の日本海上にあり、「上の島(かみのしま)」、「下の島(しものしま)」、「ジブの島」の三つの岩礁からなる無人島です。
周辺海域は日本海屈指の好漁場だったため、明治時代より所属と漁業権をめぐって青森県と秋田県が争い、どこの県にも属さない状況が続いていました。1953年に青森県に編入されるとともに、秋田県に入会漁業権が認められることで係争は決着しました。現在、行政上は青森県西津軽郡深浦町に属しています。