【都道府県クイズ】第298回(問題&解説)2020年3月23日

 


解説


今回は、「石川県」に関する問題です。 

「加賀友禅」は、「京友禅」「江戸友禅」と並び、日本の三大友禅の一つです。

友禅とは「友禅染め」の略で「糊で防染して柄を付ける技法」の事で、その技法を完成させたと言われている宮崎友禅斎の名前から付けられています。

加賀友禅は柄付けに、次の5つの技法があります。

①写実的な草花模様を中心とした絵画調。(自然や古典がモチーフ)
②「臙脂(えんじ)・黄土・藍・草・古代紫」を基調とした「加賀五彩」と言われる色を使用。
③「虫食い(葉)」の技法。 (虫食い:自然の葉が虫に食べられているように、葉の模様にも同じく虫が食べたようにする彩色) 他の友禅にはみられない特徴で、「虫食い」は加賀友禅の証となる技法です。
④「先ぼかし」の技法。(先ぼかし:外側から内側に向かってだんだん薄くなるような彩色) 
⑤金加工や刺繍や絞りは使わない。