積み立て投資でクレジットカード決済が投資初心者の「入り口」
4月以降、SBI証券やマネックス証券が決済サービスを始める方針。この分野は楽天証券が圧倒的にリード。
マネックス証券は2021年4月にも新生銀行グループのアプラスと共同でマネックスカードで積み立て投資ができる仕組みを導入。
SBI証券は三井住友カードと共同で、クレカ決済で積み立て投資ができるサービスを6月に始める。
積み立て投資は月初など、投資家があらかじめ指定した日に一定額を自動で購入する仕組み。
利用するには証券口座に購入資金を用意しておく必要があったがクレカ決済を使えばメインの銀行口座などから直接投資できる。
マネックスは決済額の1%分の「マネックスポイント」を付与、カード決済とは別に、既に投信残高の0.08%にポイントを付与、還元を強化。
三井住友カードの場合、投信の決済額の0.5%が同社の共通ポイント「Vポイント」としてもらえるほか、残高の1000万円までは年率0.1%分が付与。
積み立て投資で投信は指数に連動するインデックス投信や上場投資信託(ETF)が多く、信託報酬は1%未満のものが多くポイント還元でこうしたコスト負担がさらに軽減。
楽天証券口座数は証券会社別では最大、20~30代の若年層が目立ち、同じ楽天グループの電子商取引(EC)の利用者が口座開設する例が目立つ。
楽天カードで投信を購入すると、決済額の1%分のポイントが付与され、ECでの買い物にも使えるなどの利点。
楽天で投信を積み立てる人の7割がクレカ決済を利用。