気になったニュース覚え書き(2021年3月14日)

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先端技術を巡る米中の覇権争い・中長期の産業競争力や安全保障を左右する量子技術

バイデン政権が3日に示した安保戦略の暫定指針で、量子コンピューターや人工知能(AI)が経済や軍事、雇用、格差問題に広く影響を与えると指摘。

中国も5日に2021年からの5カ年計画で官民全体の研究開発費を年平均7%以上増やすと表明、AIや半導体と並び量子技術を重点対象の一つにあげる。

量子技術関連の公開特許は、量子コンピューターのハードウエアは140件のIBMを筆頭にマイクロソフト(81件)、グーグル(65件)など米国勢が上位、計算に必要なソフトウエアも米国が先行。

量子通信・暗号は様相が異なる。光子(光の粒)をやりとりする装置などハードに関わる特許は華為技術(ファーウェイ、100件)が2位、北京郵電大学(84件)が4位。北京―上海間に通信網が築かれ機器開発や運用のノウハウを蓄え、ソフトも中国が強い。

国別の特許数で中国は3000件を超え、米国に2倍の差。

中国は2016年には世界初の量子科学実験衛星「墨子号」の打ち上げに成功。

米国は2018年開始の量子コンピューター関連の研究への投資は2億ドル(約220億円)超と前年の3倍。

米政府は2020年に「量子インターネット」の構想を掲げる。

中国は2021年1月に衛星と地上をつなぎ4600キロメートルに及ぶ量子通信網を築く。

日本は米国より通信・暗号の技術に強くハードの特許の1割近くを東芝、NEC、NTTの3社が握る。