知的財産海外収入が急減
海外からの受取額から支払いを差し引いた収支は1月、約4年ぶりに赤字。
知財の海外収入は自動車メーカーの現地子会社から本社に支払われる分が大きく、新型コロナウイルスによる生産台数減の影響を受ける。
企業グループ外で稼ぐ競争力が十分に育っていない。
知財の国際収支が赤字に転落した要因は、海外からの受け取りが急減したため。
2019年度実績では日本からの技術輸出の53.1%が自動車関連。
2019年度の知財海外収入は3.6兆円で、親会社と子会社の間の「親子取引」はそのうち2.7兆円を占める。
各地域の主要な株価指数銘柄の時価総額のなかで知財などの「無形資産」が占める比率は、米国は90%、欧州は74%、日本は27%。
米国でオンラインを通じた個人生命保険の販売が伸びる
新型コロナウイルスの感染者数と死者数で世界最多の米国では、家族の生活費を残そうと考える人の新規契約が増え、特に40代までの契約が伸びている。
対面販売が残り、金利低下で運用難に直面する大手生保の一部は事業を手放す一方で、オンライン生保が存在感を高める。
米国での生命保険加入率は20年9月時点で成人で54%。日本は世帯加入率で約9割。
保険情報機構によると米国では販売員を介さずオンラインなどで直接購入する割合は2019年に6%で、9割は販売員を経て購入。
保険会社のデジタル化に満足と答えた客は15%。
保険のオンライン販売を好む消費者は2011年に17%だったが2020年には29%に増加。
大豆作付け米国で急増、中国「爆買い」で7年ぶり高値
2021~22年度の大豆の作付面積は前年度比8%増える見通し。
小麦や綿花から転作が進むほか、休耕地を活用する動きも出るもよう。
2021~22年度の大豆の作付意向面積は前年度比8.3%増の9000万エーカー(1エーカーは約0.4ヘクタール)小麦は1.6%増の4500万エーカー、綿花は0.7%減の1200万エーカーの予想。
国際指標となるシカゴ先物は大豆価格が3月上旬に1ブッシェル14.41ドルと約7年ぶりの高値をつける。