【つぶやき】工事遅延がでてきている

ノンフロン発泡剤ハイドロフルオロオレフィン(HFO)製造元の米ハネウェルが8月末と9月初めの2度のハリケーンで被害を受けて、フォースマジュール(FM:不可抗力による供給不能)宣言してから現在でも解除されていません。

吹付ウレタン断熱工事に使用される発泡剤は、すでに地球温暖化係数(GWP)の高いハイドロフルオロカーボンから低GWPのHFOに100%切り替わっているので供給不足がもたらす影響は大きく建築物の完成・引き渡しに影響がでています。中国と日本にも生産ラインはありますが、その仕向け先は欧州向けが優先されている状況だそうです。

また、断熱硬質ウレタンフォーム成形に使用される難燃剤や整泡剤の原料の黄リン、シリコーンオイルなどの中国依存度の高い材料が、中国での電力制限による生産停滞で供給不足に陥っていてさらに拍車をかけています。