「大館曲げわっぱ」とは?

「大館曲げわっぱ」は、秋田県大館市の伝統工芸品で、秋田音頭の歌詞の中で秋田の名物として大館曲げわっぱが歌われるなど、秋田県を代表する特産品のひとつとなっています。

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従来は天然秋田杉の薄板を曲げて作られる円筒形の曲物だけでしたが、昭和時代後半から、コーヒーカップやビールジョッキ、コップ、照明器具など、曲げわっぱの技術を使ってさまざまな器などを製作するようになりました。

天然秋田杉の香りの良さや、美しい木目と色合いが食べ物をより一掃美味しくさせ、高級感があるという利点がありますが、原材料が木材(主に杉、他ヒノキ・サワラの3種類)のため、湿気や熱湯に弱く、割れやすく、傷みやすいなどの欠点もあります。主におひつや、弁当箱・わっぱ飯などに使用されています。