「富岳風穴」とは?

「富岳風穴(ふがくふうけつ)」とは富士山(富岳)の北西山麓、山梨県富士河口湖町の青木ヶ原にあるいくつかの溶岩洞(風穴)のうちで最大のものです。

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青木ヶ原は富士山の噴火史上、864年(貞観6年)の「貞観大噴火」の溶岩流が広く流れた所で、大室山や長尾山などいくつかの噴石丘、西湖・精進湖を生み出し、火山性洞窟、溶岩洞ができました。

富岳風穴は総延長201メートル、高さは8.7メートルの横穴です。夏でも寒い洞窟内では、夏でも溶けない氷柱などがあり、江戸時代から昭和時代にかけて様々に利用されてきました。