「漬物ステーキ」は、岐阜県飛騨地方の郷土料理で、漬けステとも呼ばれていて、飛騨地方では、居酒屋の人気の定番メニューとなっています。
飛騨地方では昔から漬物を焼いて食べる習慣がありました。というのも、漬物は、極寒の冬の貴重な食料で野菜としての役目を果たしていました。凍りついてしまった漬物を解かすために囲炉裏で朴葉（ほおば）に載せて焼いたのが始まりといわれています。
漬物ステーキは、鉄板で白菜などの漬物を焼き、卵でとじた状態で提供されるのが基本です。塩味がきいた漬物が卵と合わさることでマイルドになり、ご飯はもちろん、お酒にもよく合います。
