【都道府県クイズ】第278回(問題&解説)2020年3月3日

 


解説


今回は、「和歌山県」に関する問題です。 

「南高梅」は、粒が大きく肉厚で、種が小さく、果皮が薄いのが特徴で、紀南地方の良質な梅の中でも、最高級品とされる品種です。

南高梅の品種は、和歌山県のみなべが発祥の地です。和歌山県で栽培され、梅干、梅酒をはじめ、様々な商品に利用されています。

2006年10月27日には地域団体商標制度の認定第一弾として、「南高梅(なんこううめ)」は地域ブランドとして認定されるに至りました。

明治時代に和歌山県の旧・上南部村(現・みなべ町)で高田貞楠(さだぐす)が果実の大きい梅を見つけ、高田梅と名付けて栽培し始めました。1950年に「梅優良母樹種選定会」が発足し、5年にわたる調査の結果、37種の候補から高田梅を最優良品種と認定しました。調査に尽力したのが南部高校の教諭であったことから、高田梅の「高」と「南高」をとって南高梅と名付けられたそうです。