「武井武」とは?

「武井武(1899-1992年)(たけいたけし)」は、(1899-1992年)は、。埼玉県北足立郡与野町(現・さいたま市中央区)生まれ、東北帝国大学理学部化学科卒(現・東北大学)の電気化学者で、東京工業大学教授、慶応義塾大学教授等を歴任しました。

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加藤与五郎と共に「フェライト(ferrite)(酸化鉄を主成分とするセラミックスの総称)」を発見しました。

1930年(昭和5年)、亜鉛と鉄の複合酸化物が強い磁気を帯びることを実験室にて偶然発見し、さらに高周波領域で従来材料よりもはるかに電気的損失の少ない磁性材料が得られることを発見しました。

現在のテープレコーダーやコンパクトカセット(ビデオカセット)、ビデオテープレコーダなどの磁性記録等多くの電子機器の基礎となっている「フェライト理論」や、新永久磁石の「OP磁石」(コバルトフェライト)の発明で国際的に評価され、「フェライトの父」と呼ばれています。