「ラフテー」とは?

「ラフテー」は、沖縄県の郷土料理で、皮付きの豚の三枚肉もしくは、皮付きの脚肉(ヒサガー)を泡盛や醤油、黒糖で甘辛く味付けした料理です。

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豚の角煮に似た料理ですが、「皮付き肉」と使う点と、煮込む際に泡盛を使う点が異なります。

名称は中国語に由来し、漢字では羅火腿(ラフテー)と書きます。

1か月ほど保存がきくため、琉球王朝時代からの保存食としても作られてきました。東坡肉(トンボーロー)が中国から伝わり、宮廷料理の一つとなったといわれています。

作り方としては、皮に残った毛は直火であぶって焼き、塊のままおから(もしくは糠)を加えて下茹した後、肉塊を湯で洗います。これを切り分けてから、泡盛、醤油、砂糖(黒砂糖)をあわせて煮汁とし、その中に入れて弱火で数時間煮込んで完成です。