「まめすっとぎ」とは?

「まめすっとぎ」は、岩手県で昔から食べられている郷土料理・菓子で、「豆しとぎ」とも呼ばれます。

f:id:manten3:20200604224901j:plain

かつては、旧暦の12月12日に山の神様や家神様のお供えとして大豆が収穫される秋から冬にかけて作られていました。現在でも、一年の農作業をねぎらい、収穫に感謝する「秋じまい」という農家の行事などでつくられています。

材料は、青豆・米粉・砂糖・塩だけを使い、一つ一つ丁寧に手作りしている生菓子です。青豆の素材を生かし滑らかで甘く仕上げているのが特徴です。

作り方は、青大豆をきれいに洗い一晩水につけておき、塩をひとつまみいれた湯で沸騰させ、ざるでお湯を切り冷水で冷やし、ミキサーなどで粗目に粉砕したものと米粉と砂糖、塩を合わせてよく混ぜ、太さ5cm程度の棒状にまとめ、1cm程度の厚さに切る。